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JapanPRONICS研修日誌2010

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅

2010年3月15日、PRONICS VIETNAM CO.,LTD.へプロニクス株式会社検査測定部の山口と安井が教育研修のために渡越しました。今回の教育研修の目的はプロニクスベトナムの測定レベルを日本の高いレベルにさらに近づけることと、成形品検品スタッフ81名の中から、測定機器を使用できる測定スタッフを育成するために十数人を選出し、現在5名の測定スタッフを20名程度に増員することです。
プロニクス検査測定部から教育研修を目的としてPRONICS VIETNAMへ直接指導に行くのは初めてで、多くの課題を抱えたままの訪問に少々緊張気味の二人。最難関になることが予測できるのは言葉の壁です。
プロニクスの技術は「心」で伝えることができるのでしょうか?
検査測定部山口、安井の生の声をレポートします。

2010年3月15日 ベトナム到着日

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅日本からベトナムへは5時間半のフライトで到着。空港では小森社長に迎えて頂き、PRONICS VIETNAMへ直行しました。プロニクスベトナムを見学をしたときに、旅行ではない初めての海外出張を実感しました。社内は日本と変わらない大変綺麗な環境です。
到着日の今日は、まず生活に必要な雑貨を整えるために食品から日用品までが揃うスーパーへ。水・トイレットペーパー等の日用品が充実していました。
それから しっかり食べて、ゆっくり休憩し、明日からの研修に備えます。有名なベトナム料理店でのカニのてんぷらが美味!

2010年3月16日 ベトナム教育研修初日

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅現地の測定部員と対面しました。PRONICS VIETNAMの測定部は5名ですが、製造部を含めるとなんと300名のスタッフがいらっしゃいます。日本のプロニクスの3倍です。
ご挨拶が終ったら早速測定教育を開始。
最初はもちろん顕微鏡の精度チェックから。顕微鏡6台の精度チェックの結果、1台の顕微鏡が精度を出せないため使えないことが分かったので、5台の顕微鏡 で研修開始です。データ入力に使うエクセルやパソコンの使い方が速やかに効率よく行われているかの確認も大切です。
ベトナム測定部のスタッフへに対して基本的なプラスチックサンプルの測定から指導を始めますが、初日、一番質問が多かったのは「測定ポイント」についてでした。

2010年3月17日 教育研修2日目

現在の測定レベルを把握するため、昨日の基礎(測定ポイント等)を踏まえて測定の実践をして頂きます。測定方法が違う点、チェック方法に改善点が見つかり ました。皆さんの意識や注意しているかどうか等を見落とさないようにチェックします。細かな点をチェックしていくと、基礎の曖昧な理解が多いことが分かり ました。もう一度基礎のブロックゲージから訓練を実施し、曖昧な点を明確にする指導計画を立てることにしました。

2010年3月18日 教育研修3日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅研修開始後すぐに予定通りの壁が立ちはだかります。なかなか伝わらない言葉。伝わる方法を探すことに四苦八苦している中、製造部門より試作品の測定依頼がありました。
皆さんがどのように測定されるのかを最初から確認できるチャンスです。
今日研修初日に使えなかった顕微鏡を校正し直し、使える顕微鏡が6台に。

2010年3月19日 教育研修4日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅81名の測定員選出テストの準備が整いました。基本的な測定方法のステップを2次に分け、個々のレベルを確認していきます。第一次適正「平行出しが速やか にかつ正確にできるか」を実施します。4日間に渡り順番にテストを行いますが、基本的なことがもっとも重要なので何度やっても同じ精度を出せるようになる まで厳しくチェックします。
現在いらっしゃる5名の測定員も、 顕微鏡の取扱説明書で勉強した為固定などの基礎が曖昧で、「実績」の重要性を改めて見直すことができました。
平行して、日本の教育資料を基に、数日間の改善点を含めてベトナム教育資料の作成を始めます。
[OffTime : 今日はアパートオーナーの娘さんカリンちゃんの誕生日会なのでBBQを行いました★カリンちゃん可愛い♪]

2010年3月20日 教育研修5日目

人というのは言葉がなくても通じ合えるものですね。身振りで通じるようになってきました。通訳さんを通しても測定用語やニュアンスが伝わりにくいので、視 覚で伝え、体で覚えて頂くことにお互いが慣れてきました。問題点のひとつに品質管理者と測定者との意識の違いが分かりました。
(明日はベトナムで初めての休日なのでちょっと楽しみです。)

2010年3月22日 教育研修6日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅期間中は私達も製造部のサンプルを測定しますが、最初に躓いたのは固定に使えるブロックが無いことです。ブロック無しでも測定できますが、プロニクスのノ ウハウとしては精度の高いブロックゲージが最も簡単で最も安定したデータを出せることが分かっていますので、慣れない中とても時間が掛かってしまいまし た。現場でも今まで測定するのに苦労していたそうです。ブロックゲージの作成を依頼しました。
プロニクスは固定用のブロックゲージは社内の金型課で制作し、測定部が精度を確認できるので、お手製のオリジナルブロックゲージが造れます。製造工程を網羅しているプロニクスならではのメリットです。
第一次チェック修了。81名中30人が第二チェック「Y方向の平行出し・幅・円測定」へ進むことができました。

2010年3月23日 教育研修7日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅教育資料はステップアップできるように新規測定者から熟練測定者までの指導書を作ります。文字を増やすと通訳ミスの可能性があるので、できるだけ絵で分かりやすく作ります。日本のプロニクスでも行っている5S活動も導入します。PRONICS VIETNAMもISO9001を取得しているので、5S活動ではもっと具体的にルールを決め、徹底できるようにします。

2010年3月24日 教育研修8日目

第二チェックを引き続き行いながら、山口は現地の日系企業のお客様との打ち合わせにも参加しました。
日本語が堪能な社員さんに助けられながらの打ち合わせ。通訳兼測定者として活躍して頂けるように期待しています。
新規測定員の皆様の基礎研修では0.005誤差まで合うようになり、好調です。

2010年3月25日 教育研修9日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅第二チェック修了!30名の内13名がめでたく基礎編合格者となられました。
ここで現測定部員、新測定部員に大切なことを伝えておきます。TRY後すぐのサンプルと時間を置いたサンプルを実際に測ってもらい、数値が変わることを実際に体感して頂きます。TRY後に放置時間を設ける重要性を個々に理解してもらいました。

2010年3月26日 教育研修10日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅金型部からパーツ4種類の測定を依頼されましたが、測定部にはパソコンがひとつしかない為、手書でデータを作成した後、順番を待ってパソコンに入力すると いう二度手間になり、効率が悪く、時間が掛かりました。新規測定員も決定し、合計18名の測定員になることを考えると、十分な台数のパソコンを確保するべ きです。稟議書作成。

2010年3月27日 教育研修11日目

今日は教育研修資料に集中します。専門用語が多い中、通訳さんとのコミュニケーションが重要になってきます。まず、通訳さんにどのように伝えるかを考え、誤解が生まれない文章にしてもらわなくてはいけません。今回の研修における一番の山場です。

2010年3月29日~4月3日 教育研修12~17日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅今週は測定教育の他、資料作りと5S活動に力を入れました。新たに棚を購入し、器具や備品の整理スペースを広げて取り出しやすくします。棚に何が入ってい るかが分かりにくい為、シールを作成してもらいます。プロニクスベトナムは整理整頓が十分なされていますが、日本と同じレベルにまで意識を高め、5S活動 を浸透させていくことも今回の研修の課題としています。
私達も測定で忙しくなってきました。私達が金型パーツ9部品を測定するのと平行に、測定教育基礎編も続きます。平行出しは徹底的にチェックし、ブロック ゲージを顕微鏡・デジマイクロ・マイクロメータ・デジタルノギスで測定をしてもらいました。顕微鏡の数が限られているので、測定員全員を一度で教育するこ とは出来ません。最初の班と後の班とで、教育内容に漏れが無いようにしなければいけません。

2010年4月5日~10日 教育研修18~23日目

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅今まで、スケジュールの管理は個人で行われていて、リーダーが個人の予定を把握していないこともありましが。これ を機会に、報告・連絡・相談の大切さとルールを設け、習慣をつけてもらうことにしました。予定表も用紙が複数あり、これらに工程表を合わせてひとつにまと めて簡略化し、複数の資料を管理する時間を短縮できるようにしました。
教育訓練を受けられている1名の社員さんが基礎を完全にマスターされましたので、少しレベルの高い訓練に入ります。全体のスケジュールを管理しやすくした ので、段取り良く次の訓練に入れそうです。。。が、新たな問題が…。通訳の方と打ち合わせをして行きますが、専門用語などのすれ違いが時々あることが分か りました。時間も無くなってきたのでとりあえずやってみます。やはり、金型や製品についての知識を、通訳の方にも勉強してもらうことが必要だと思いまし た。

一旦中止し、今までの通訳資料を測定員さんに読んで頂きながら、今後の対策を練ります。質問された部分は日本語の出来る方になんとか手伝ってもらい、伝えることが出来ました。言葉の壁は厚いと改めて実感。

2010年4月12日~17日 教育研修24~29日目

5S活動の指導。製造部の倉庫へ収まりきっていないケースや資材を片付ける計画を立てます。測定部では普段在庫を持たないので、在庫の管理にはどれだけ計画が必要か、如何に重要かが分かりました。

教育訓練の続き。通訳者を変更することで解決できるかもしれないということになり、事務員さんに通訳して もらいます。うまい具合に伝わり、解決できそう!素晴らしい!事務員さんにも理解してもらいながらでしたが、普通に伝えることが出来るようになりました。 器具の取り扱いについての注意事項等を細かく説明できるようにもなりました。皆さんの集中力があり、実習態度も大変良い方ばかりです。

ここで改めて工場見学をしてもらいました。目的は、測定サンプルや金型はどのように出来上がってくるかを 視覚的にも知ってもらい、測定時の注意事項を理解してもらうことです。今までの教育内容を理解してもらっているかこちらから質問したり、復習を兼ねて毎日 テストをすることにしました。完璧にとはいきませんが、回答率の低いところは説明方法を変えて再度練習してもらいます。日々、理解してもらえていることを 実感できるようになりました。

元々いらっしゃった測定員には時間を割いて丁寧に説明が出来ていないところがあります。今回研修を受けられる測定員と意識の違いや知識のズレで折り合わないことが将来出てくると予想できます。研修中に基本的な知識等は同じ基準にしておかなくてはいけません。

2010年4月19日~24日 教育研修30~35日目

基礎から応用までのテストをやってみると基本は皆さんしっかり覚えていらっしゃり、自分で考えて合格されました。 大変嬉しい結果です。応用についてはまだ完全に理解するには至らないようでした。応用については皆さんになぜそのような考えに至ったかを説明してもらうこ とで、どこでつまづいているかを確認できます。考える癖をつけて下さることでレベルアップを期待しています。

実践を行う予定でしたが、キー操作がまだまだ習得できていなかったので訓練。オフセットなどの複雑な話をし、「基準というのはどうなっても1つだ」ということを理解してもらうのにも時間がかかりました。

いよいよ顕微鏡を使っての実践です。実際のサンプルで何度も何度も練習したピント合わせ、平行出し。基準 は復習も含めて説明しながら設定してもらいました。一人が理解出来るとみんなに説明し、教え合ってくれるので、今後も協力して仕事をして行ける体制作りが 出来そうです。測定部の子達と研修中の子達が仲良くなっていたので一安心です。

2010年4月26日 教育研修最終日

プロニクスベトナム PRONICS VIETNAM 教育研修の旅今日で教育研修が修了します。基礎、応用についてもう一度テストをし、出来ていなかったところを文章にして渡しました。

今後は例外が出てきても、日本からバックアップできる体制も作ってありますが、何よりもいつも皆で協力し合って、話し合うことで解決するようにとお伝えしました。ベトナムプロニクスの測定部員さんも経験を積み重ねることでレベルアップしていかれることを期待しています。

6週間しか一緒に勉強出来ませんでしたが、皆さん大変素直で一生懸命に理解しようと自ら努めてくれ、研修 しがいがありました。私達にとっても貴重な機会を与えて下さった、プロニクスを支えて下さっているお客様及びプロニクス株式会社に、大変感謝しておりま す。ありがとうございました。

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